特集「花」

うつわとの出合いはいろいろ。
見たこともなく、知らない作家のうつわであっても、
あ、と思う何かを感じるとき、
手を伸ばしてほしいと思います。
それはきっと
自分の中にある“何かに”触れた瞬間だから。

先日、描かれた花に
あ、と思って手を伸ばしたうつわたち。
手にとっていただければ、望外のよろこびです。

窯元を訪ね、うつわを見る。
手に取り、その感触を確かめる。
その中で、感じたことをちょっと書き留める。
例えば、この丼には「食卓華やかに」「姿、惚れ惚れ」「使いやすい」のメモ。時間が経って見ても、そう思います。

直径約10センチ。名前は鉢だけれど、小皿の感覚で使っていただきたいうつわ。
大きく描かれた花が面白く、全体になんともいえない愛嬌があります。
こんなうつわがあると食卓は楽しく、和やかになると思う。

年を重ねてだんだん花が好きになってきました。
前は飾ってあっても、ふーん、と思うだけだったのに、今はその花の名前が知りたい。
覚えてもすぐ忘れるのだけれど。多田さんの赤絵花散片口。やっぱり、花はいい。

はじめて見たときは、自分の知っている徳利の“カラー概念”を大きくひっくり返されたようで、驚きました。
見れば見るほど、その色と絵に目が離せなくなり、参ったって感じ。お酒を飲む人の心を躍らせるような酒器。

九谷青窯さんのところへ行くのは楽しい。若い陶工から生まれる新しいうつわに直に触れることができるから。
この四・五寸鉢。一見、あっさりとしているけれど、絵に力があります。だから使って飽きません。お試しを。

多田鐵男さんのうつわから感じるのは、ズバッと直球勝負のような清々しさ。うつわの造形、筆の勢い、文様…どれをとっても爽快。
と思えば、この飯碗の花、まるでこどもが描いたように愛らしい。ベテランの引き出しの多さに脱帽。

鮮やかに花を咲かす、気高い椿の木を表現したぐい呑み。深みと厚みあるグリーンの葉、そこに映える紅とピンクの花。
スッと伸びた高台の茶は幹だろうか。握れば、手のひらになじむようにスッと収まる造形もすばらしい。

特集「花のうつわ」 ・アイテム数/7件

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